anne marie

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1級合格のための戦略

前回の更新から2ヶ月以上も経ってしまいました。消え入りそうなブログになってますが(笑)、久しぶりに更新してみます。英検1級の話しの続きです。英検1級合格に向けて学習を始めて、練習を問題を解いていく中で、自分の弱点・強みが段々と見えてきました。ある程度わかっていたことではありますが、やはり語彙問題で点数が取れない。一方、読解問題ではそこそこに点数が取れる。苦手を克服しようと語彙学習に取り組んでみましたが、そもそも単語を覚えるのが苦手なので、すぐにギブアップしてしまいました。そこで、思い切って語彙で点数を稼ぐことを諦めて、得意を生かす戦略に切り替えてみることに。私にとってスコアアップの可能性が高いのが長文問題とリスニング問題。ここで点数を積み上げて、語彙問題で足りない部分を補う。エッセイライティングはそこそこの点数で良しとする。これでトータルスコアで合格点に到達すれば合格できるんじゃないかと。語彙学習は一応するのはしましたが(出来るに越したことはない)、そこに重点を置くよりも、得意な読解とリスニングで満点に近い点数を目指す方針に切り替えました。この方が私にとって現実的。そのためには英検の問題に慣れることが必要。これまでTOEICは定期的に受けていたので、問題の形式や時間配分などわかっていましたが、英検はそこがまだわからない。TOEICの感覚で英検問題を解くと上手くいかないことが練習問題を解いていてよくわかったので、アプローチの仕方や時間配分などの「英検のコツ」をつかむ必要があります。そこで、練習問題を使って、本番の際の時間配分を決定。語彙問題は、考えてもわからないものはわからないので、時間をあまりかけずに全部で10分位。長文穴埋めはそれぞれ10分程度。長文読解も同じくひとつ10分を目安にする。最後の長文は長いので15分位。残りの時間でエッセイを書く。大体25分位。そして出来れば、少し余裕を持って仕上げて、リスニング問題の設問や選択肢を読んで準備をしておく。あくまで「理想」の配分なので、その通りにいかなくても大丈夫。でも、自分の中で「大体これくらいの時間で解こう」という目安があると、ペース配分がしやすくなります。ちなみに、英語講師の仕事で授業プランを立てる時も、時間配分はとても重要。新しい仕事を引き受ける時は、必ず最初に時間配分などのレッスンプランを立ててから初回レッスンに挑みます。プラン通りに行かないことも多々ありますが、ある程度プラニングしておくと落ち着いて授業を進行できます。事前の準備をしっかりしつつ、それでいて、予定通りに進まなくても慌てないで柔軟に対応する。仕事でも、試験でも、同じですね。そして、完璧を目指さない、というのも共通して大事なポイント。英検も、全問正解を目指すわけではなく、合格を目指すのであれば、自分の得意不得意を心得て、自分なりの学習プランを立てるのが良いと私は思います。

英検1級受験のきっかけ

かなり久しぶりの投稿です。1ヶ月ぶり位でしょうか?もうすぐ英検ということで、今日はちょっと英検学習のことを書いてみようかなと思います。とは言え、英検受験したのはもう随分と前のことなので、何から書いたものかちょっと悩んでしまいます。ちなみに英検初受験は高校生の時。3級、2級に合格しています。当時は準2級というのはまだ出来ていませんでした。どちらも確か1回で合格した気がします。準1級は大学生の頃。こちらは確か3回目位での合格だったと思います。2級と準1級の差は大きいですね。スクール講師をしていた頃に英検対策のクラスもよく教えていましたが、準1級はなかなか合格しなかった。講師としての私のスキルも足りなかったのかもしれませんが、求められる英語力も高いのです。会話のクラスで何となく英会話はこなしていても、きちんと英語を読む力がなければ合格しない。スピーキング力と読解力は必ずしも比例しないのです。これが英語学習の難しさとも思います。私が大学生の頃というと、もう20年位も前のこと!英検の問題も随分と変わっています。あの頃はまだエッセイライティングなどなかったです。英検1級でもエッセイはなくて、確か和文英訳だったと思います。準1級に合格した時、当時のクラスメイトで通訳のお仕事をされている人(社会人枠で入学されていた)から、「英検どんどん難しくなっていってるから、早いとこ受けた方がいいよ」なんて言われたのでした。しかし、当時から2次試験に英語でのスピーチというのがあり、「そんな恐ろしい試験受けられない」とずっと逃げていたのでした(笑)それが仕事を始めて数年後、試しに受けてみてもいいかなと受験してみることに。しかしそう簡単には受かるはずもなく、不合格BだったりAだったりで、2、3回位は落ちましたね。そこまで強い動機付けもなく、まぁいいかと放置しながら時はどんどん過ぎていく。そしてふと思いついて申し込みした時に、タイミング悪く病気になって受験断念したり。とにかく英検1級は、「受けてみようかな」とヤル気になった時に病気になるということが重なって、まるで「1級勉強始めると病気になる」という変なジンクスが出来上がってしまいそうになっていました。ちなみに私は乳がんで3回手術をしているのですが、いつも「そうだ英検1級受けてみようかな」と思った時に発覚しているのです。さすがに3度目の時は、「このままだと1級受験が変なトラウマになってしまいそう」と思って、これを打破するためには、逃げずに立ち向かって合格するしかないなと決意。そこで、抗がん剤治療が一段落する時期に受験を計画し、それにむけて学習を始めることにしたのでした。さて、この続きはまた今度。次はいつになるやらわかりませんが(笑)、きっと書きます、近いうちに・・・。

英会話に語彙力は必要ない

語彙力はたくさんあればあるほど良いと思われそうですが、ことSpeakingとなると実は必ずしもそうではないのだと思います。

リスニングやリーディングといったインプットの場合は、たくさん単語を知っている方が有利に働くことは間違いありません。どんな素材を使うかによっても出てくる単語は違ってきますが、ニュースを英語で聞いていれば難しい単語がたくさん出てきますし、洋書を読んでいればこれまたやはり難しい単語がたくさん出てきます。洋画や海外ドラマを見ていると、口語的な表現やスラングがたくさん出てきます。内容によっては、時に専門用語も出てきたりしますから、知らない単語のオンパレードです。 英語で会話をしている時でも、相手がこちらのレベルに合わせて易しい単語や分かりやすい単語を使ってくれればいいですが、必ずしもそうではない。単語がわからないために相手の言っていることが分からないということも生じてきます。なので、語彙力はやはり大切と言えます。聞き取れなければ返事を返すこともできないわけですから、会話が成立しなくなってしまいます。

一方自分が英語を話すという時には、当然知っている単語しか使いません。ということはやはりたくさん単語を知っていればスピーキングの際にも有利に働くのではと思いますよね。ところが実際にはそう単純にはいかないのです。知っている単語=使える単語ではないので、たくさん単語を知っているからと言って必ずしもすらすら英語が出てくるわけではありません。

わかりやすくするために、ちょっとファッションの話に例えてみますね。クローゼットの中にたくさんの服がある。にも関わらず毎日何を着ていくか悩む、ということありませんか?ちょっと前に『フランス人は10着しか服を持たない』という本が流行りましたが、お洒落をするために必ずしもたくさんの服が必要なわけではないのです。持っているものが少ないと、かえって選ぶ時にそんなに迷うことはありません。少ない数の服を色々コーディネートすることで、バリエーションを増やすこともできるわけです。毎朝着る服に迷うという人は、実は服を持っていないから迷うのではなくて、たくさんあるんだけれども何を着ていいかわからない、たくさんありすぎて整理ができていない、場合によっては自分に合わない服や流行遅れの服が混ざっていたりもするわけです。机の引き出しの中がごちゃごちゃになっていて必要なものが必要な時にすぐに取り出せないなんていうのとも似ています。

英会話でも実はこれと全く同じことが起こるのだと思います。たくさんありすぎて必要な単語が取り出せない。使ってみたけれどもどうもそのシチュエーションに合っていない、なんてことも。ではどうすればいいか。ファッションの話に例えてみると、まずは服を減らせばいいわけです。とは言っても、何も知っている単語を忘れろということではありません。インプット用の単語とアウトプット用の単語を分ければいいわけです。実際に使う単語を絞り込むということです。そしてその中でどんどん使っていく。使えば使うほど馴染んでくるので、自分のものになっていきます。そうやってアクティブに活動できる単語を増やしていく。

ここでまたファッションの話に例えてみましょう。たくさん服を持っているという人は、似たような服をたくさん持っているということがよくあります。同じ色のよく似たデザインのセーターを持っているのに、うっかりまた同じようなものを買ってしまった。そんなことありますよね。英語の単語も同じで、同じような意味でいろんな単語があります。例えば「美味しい」という時にdeliciousということもできればgoodということもできます。tastyという単語もあります。味が濃厚なという意味でrichという単語もあります。mouth-watering, appetizing...  探せば色んな単語が出てきます。もちろんそれだけ全ての単語を知っていて、その時に応じて使い分けることができれば素晴らしいです。でもたったひとつのgoodという単語で代用することも可能です。実際、一番よく使うのはgoodではないかとも思います。

単純な例を挙げてみましたが、まずスピーキング初心者の人には、とにかく語彙力を増やすというよりも、使う語彙を絞っていくことで会話をスムーズに運ぶということが大事なポイントだということです。

英語を勉強するには、そんなふうに目的に応じてちょっと戦略的に、ある意味ちょっとずるく勉強することも必要だと思います。私も決して語彙力が豊かではなかったので、会話の時にはシンプルな表現をたくさん使って上手にごまかしていました。今でもそういうことはしょっちゅうです(笑)でもそれも大事なこと。ある一定のレベルに達するまでは、そういった形でシンプルな単語や表現、いろんな場面で使い回しができる表現というのを中心に、とっさに口から出てくる単語をどんどん増やしていくということが大事。そしてある一定のレベル、中級以上のレベルに達した時に、もっと豊かな表現を身につけたい、もっとバリエーションを増やしたいと思うようになると思います。そう思った時には、ちょっと難しめの本を読んでみたり、ネイティブが会話の中で使うような表現を参考にして、ちょっと粋な表現を取り込んでみたり。そして自分の英語力をさらにアップさせていけばいいのではないかなと思います。学習方法はレベルに合わせて柔軟に変えていくことが必要。

これから英語を勉強していこう!という初心者の方、リーディングやリスニングなどのインプットは得意なんだけれどもスピーキングとなるとちっとも駄目という方。豊富な語彙力、豊かな表現力といった理想をちょっと手放してみて、まずはいろいろ使えるシンプルな単語、アクティブに使える単語を増やしていくということを意識してみられると、スピーキングへのハードルが随分と下がるのではないかなと思います。私もそういう風にして英語での会話が随分と楽になりました。



ネイティブみたいに話さなくていい

先日のブログ記事に書いたEnglish Journalの話の続きです。

日本人のネイティブ信仰についての記事もあって、これもとても興味深い。私も常々感じていることですが、どうして多くの日本人はネイティブのような英語を話せないといけないというふうに感じているのか。やはりネイティブの英語に対する憧れというのがあるのかもしれません。振り返ってみれば私もそうだったかもしれないし、今は翻訳の勉強もしているのでネイティブ英語に近付こうという努力はしています。それでも、英語を外国語として学ぶ日本人がネイティブと同じレベルに到達するということはほぼ不可能なことなんだとも思います。

私もずいぶん長いこと英語を勉強してきて、ネイティブの英語に随分と近づいてきているかなと思うことはありますが、やはりネイティブと同じレベルという風には思いません。例えば冠詞の使い方など、正直これはネイティブ感覚をつかむというのは難しいんじゃないかなと思っています。20年も英語を勉強していてもそうなんですから、学習を始めてまだ日が浅い学習者が、最初にネイティブを目指して勉強するのは現実的じゃない。お手本としてネイティブの英語を勉強するのは良いと思いますが、あまりそこにとらわれすぎてしまうと英語の学習はかえって上手くいかないという気がします。

それに今や英語はネイティブのものだけではありません。実際私が教えてきた生徒さんにも、「仕事で英語が必要なんだけど話す相手はノンネイティブのイングリッシュスピーカー」という方がたくさんいらっしゃいました。そんな人たちに英語を教える時に、「ネイティブはこんな風に言うんですよ」なんて言ってもナンセンスですよね。だって英語を話す相手はネイティブじゃないんですから。ということで、どんな姿勢で英語学習に取り組むかというひとつのポイントとして、「最初からネイティブを目指さない」、「ネイティブみたいに話さないと、という思いを手放す」ということは、英語上達への一つの大事なポイントなんではないかなと思います。

大切なのは自分が何のために英語を学ぶのか。コミュニケーションをとりたい相手がいるのなら、その人に自分の思いを伝えるために英語を学ぶ。完璧な英語でなくても、ちょっと位日本語なまりの英語でも、気持ちが伝わることがまず大事。逆にネイティブが使うからと言って馴染みのないスラング表現を使ったら、場合によっては相手の気分を害してしまうかも。こだわりたいのはネイティブみたいな英語ではなく、相手と気持ちよくやり取りが出来る英語。私はそこにこだわって英語を学習していきたいと思っています。

いい意味でのアグレッシブさが大事

日本で英語を勉強しても海外で英語を勉強しても、どちらでも言えることだと思いますが、上達したいと思ったらとにかくあらゆる機会を利用することです。受け身の学習ではダメ。私は学生時代も、仕事で英語を使うようになってからも、その時その時で自分に与えられた環境の中で英語を使う機会、学ぶ機会を使って自分の英語力を上げる努力をしてきました。受け身の学習では英語力は上がりません。それは日本にいても海外に行っても同じ。
例えば海外に留学したとしても、もし自分の部屋に閉じこもって地元の人たちと交流することをしなければ、英語を話せるようにはなりません。もしくは日本人の友達とばかり一緒にいてせっかく海外に行ったのにその環境を生かすことができなければ、やっぱり英語はできるようにはならないのです。逆に、日本で勉強したとしても、その環境の中で英語を使う場面に出会ったらそれをどんどん利用することです。意識して英語環境を作っていくことが出来れば、海外留学が出来なくても、日本で英語力を上げていくことが出来るのです。

私は学生時代も仕事をするようになってからも、その時その時の環境の中で、できるだけの努力をしてきたつもりです。短大生の頃、大学に編入学してから、英会話スクールでスタッフとして働いていた時、そして英会話講師になってから、大変なことも一杯ありましたが、その時その時でいつも何か学ぶことがあり、自分の英語力を上げるチャンスがありました。もちろん上手くいかずに落ち込んだことも多々あります。でもそこで諦めずに自分にできる努力をして壁を乗り越えてきたから、今の自分の英語力があるわけです。

「やっぱり海外留学しないと英語は話せるようにならないよね。」そんなふうに思って諦めてしまったら英語が話せるようにはなりません。でも逆に、「日本でもできることがあるんじゃないか」そう思って前向きに取り組んでみたら、英語を使うチャンスが巡ってきたりします。そしてそのチャンスをしっかりつかむこと。でも、せっかく巡ってきたチャンスを見逃してしまう人もいます。今私は大学で学生たちに英語を教えていますが、もったいないなーと思う学生がたくさんいます。一方で、機会をしっかり利用してどんどん吸収していく学生もいます。学ぶ意欲を持ってる学生には私もどんどん教えてあげようと思います。逆にせっかく色々と伝えていることをどんどん取りこぼしていく学生もいます。上達するかどうかの分かれ目は、そんな意識の違いじゃないかと思います。

日本で英語を習得するコツは、とにかく自分から積極的に英語を学ぶこと、英語を使う機会を見つけていくこと、そして与えられた環境を最大限に生かしていくこと。そういう積極的で前向きな姿勢、ある意味でのアグレッシブさというのが不可欠じゃないかなと私は思います。

ビジネス英会話vs日常英会話

仕事で英語を使う、もしくはこれから転職して英語を使う仕事に就きたい。そういう理由で英語を勉強する人も多いと思います。書店に行けばビジネス英語の教材がたくさん見つかるし、英会話スクールでもビジネス英会話のクラスがあったりします。ビジネス英語も日常英語もどちらも同じ英語なんですが、「仕事で英語を」と思っている人にとっては、「ビジネス英語」という響きに引かれるようです。通常の英会話と一体何が違うのかというと、シチュエーションがオフィスであるというだけのこと。文法はどちらも同じ。使う単語は違ってきますが、これは業種や部署によっても違ってくるので、仕事の英語といってもかなり多様になると思います。後は、日常会話よりも丁寧な表現が多いのと、電話の取り次ぎなど定型表現が多いとも言えるでしょうか。ビジネス英語だからと言って特別なものと考えずに、まずは基本的な英語力を伸ばすのが大切と思います。実のところ、「仕事の話しは出来るけど、スモールトークが苦手」と言うビジネスパーソンも多いです。仕事で使う英語って内容が限られてくるので、一度慣れてしまえば何とかなってしまったりします。一方で日常会話は内容が多岐にわたるので、かえって難しいことも。私はというと、英会話スクール勤務時代に色んなクラスを担当したので、私自身も色んな英語を吸収させてもらいました。日常英会話からトラベル英会語、ビジネス英会語、TOEICや英検の資格対策。基本的にテキストに沿って進むので、何でもありで教えます。そうやって色んなクラスを教えて思ったのは、何にしろ大切なのは「ベースとなる英文法や単語力」。基礎が出来ていれば応用がききます。今私は学校に通って翻訳の勉強をしていますが、パンフレットから技術文書、ビジネスレター、雑誌記事まで色んなジャンルを翻訳します。そんな中でやっぱり大事なのも基本となる英語の知識です。分野特有の表現もありますが、まずはしっかりした英語力がベースにあってこそ、色んな分野の英語を読んだり書いたりが出来るのだと思います。ということで、私の結論。どんなジャンルの英語であろうと、英語は英語。まずは基礎となる英文法や語彙力を磨いておけば、ある程度色んな場面に対応出来る。逆に基礎をちゃんとせずにいれば、限られた内容でしか英語を使えないことになります。講師としていつも文法の大切さを生徒達に訴えていますが、これは私自身が身をもって感じていること。まずは土台をしっかり作る。そうすれば簡単には揺らがない英語力が出来上がるのです。

効果のあった単語学習法

語彙力アップは私にとって永遠のテーマです。一番苦手と言ってもいい。英検1級も取りましたが、語彙問題は全く歯が立たない。そろそろホントに何とかしたいと、去年位から語彙学習に取り組み始めています。スマホの単語学習アプリで勉強してみたり、ボキャビルの本を買ってみたり。色々と試してみて、改めて効果的な語彙学習の方法について色々と気付くことがあります。以前から感じていたことでもありますが、単語はやっぱり文章の中で覚える方がいい。単語だけで意味を暗記するような方法はテスト対策としては手っ取り早くて良いのかもしれませんが、短期記憶で終わってしまいがちだし、単語の用法もちゃんと理解できないことが多く、長い目で見るとプラスにならないように思います。学生の頃から私は暗記が苦手で、単語本を使った学習は苦手でした。じゃあどうやって単語を覚えたかというと、基本的に長文の中で覚える。そうするとストーリーと共に覚えるので記憶に定着しやすいのです。単語だけ取り出して覚えるよりも長文の中で覚える方が、実際にどういう風にその単語が使われるかがわかるので理解も深くなる。手間がかかるようで実は効率的で効果的な学習法なんじゃないかと思います。長文で覚える以外で学生時代の私がしていたのは洋楽の歌詞で覚えること。これはもはや私にとっては勉強ではなかったんですが(笑)、好きな曲の歌詞を覚えて歌って結果、単語も覚えるということが多々ありました。これはメロディーと共に覚えるので非常に覚えやすい。ただ気を付けないといけないのは、意味がわからなくても覚えてしまえるということ。それでは語彙数増えないので、歌詞の意味をちゃんとチェックすることが必要。どちらの場合もストーリーと共に覚えるので、こうやって覚えた単語は記憶にしっかり留まり時間がたっても忘れません。面倒くさいようにも思えますが、これが一番の単語勉強法かと思います。丸暗記式で覚えた単語はどうも無味乾燥した感じがしてしまうんですが、こうやってストーリーの中で覚えた単語には生命が吹き込まれているように感じます。その方が単語が「自分のもの」になる。ということで、やはり語彙力アップ、長文の中で覚える方向で地味にコツコツやっていこうと思います。アプリ学習も隙間時間を利用して続けていこうと思いますが、メインの学習は長文の中で、ちゃんと単語に生命を吹き込んで「使える語彙」を増やしていく。急がば回れで本物の語彙力を身につけていきたいです。

音読はしつこい位に繰り返す

多読・多聴は少しやさしめの物でする。この「やさしめの物をたくさん」インプットすることは、アウトプット力のアップに効果があります。大抵の場合、聞いて理解できる、読んで理解できるものと、自分が実際に使えるものとの間には大きな差があります。特に日本人はそう。わかるんだけど、スピーキングでは出てこないということが多い。語彙や文法の知識はたくさんあっても、使える程には理解できてなかったり定着してなかったりします。スピーキング力を上げるには、自分のスピーキングのレベルに近い素材でたっぷりインプットし、音読やシャドーイングなどのトレーニングで口慣らしする。できれば暗誦する位がいい。その上で、会話を実践練習する機会を少しでも持てたらベスト。そういうやさしめの物を使っての学習に物足りなさを感じる人もいるでしょうが、そこは「会話のための練習」と割り切ってやれば違う気持ちで取り組めるかもしれません。実際、私のスピーキング力が上がったのは、講師時代にレッスンで繰り返し初級・中級レベルの英語に触れ、使うことをしてきたのも大きかったと思っています。レッスンを教えるために繰り返し同じものを聞き、音読し、さらにレッスン内でも練習します。同じクラスを何度も教えるので、文章は自然に暗記してしまいます。数年たっていまだに覚えている位です(笑)そうして覚えた単語は、会話の際にもスルッと出てきます。自分にとっての「使える語彙・表現・文法」になっているんです。「少しやさしめの内容で、しつこい位に繰り返し練習する」というのが、上達の秘訣ではないかと思います。

多読・多聴はいい加減に

英語力を上げていくためには、精読や精聴といった細かい作業も必要ですが、その一方で、多読や多聴といったざっくり学習も必要です。細かいことはあまり気にせずに、大まかな内容がわかればオッケーとして、たくさん英語に触れていく。知らない単語があっても気にしない。前後の流れから意味を推測して、とにかく次に進んでいきます。いつも真面目にきちっとやっている人は、こういう「適当」で「いい加減」な聞き方読み方が苦手ということもあります。きちっと理解できないと次に進めない、という人もいますね。でも、良く考えてみれば、日本語の「適当」も「いい加減」も、決して悪い意味ばかりではないのですよね。いい加減はほど良い加減でもあるわけです。語学の習得を目指す際は、完璧主義は邪魔になることも多いので、「自分は結構、完璧主義かも」と思う人は、適当に手を抜くように意識すると良い。そういう私も実はその傾向があるので、きちっとやる時、適当にやる時を意識して使い分けるようにしています。多読、多聴の時はいい加減に読み飛ばし聞き飛ばし、精読や精聴ではきっちりと。両方やることでバランス良くスキルが上がります。そうやってたくさん英語に触れていくことで英語感覚が培われていき、英語を英語のまま理解することが出来るようになってきます。そうすれば、情報処理のスピードも上がります。いちいち頭で日本語に変換しなくても良くなりますから。多読・多聴はちょっとやさしめの物を使って、いい加減にやるのが良い。分からないところがあっても気にせずに。このインプットが英語の感覚を養ってくれ、さらにはスピーキングのアウトプットにも効果ありなのです。