anne marie

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ネイティブみたいに話さなくていい

先日のブログ記事に書いたEnglish Journalの話の続きです。

日本人のネイティブ信仰についての記事もあって、これもとても興味深い。私も常々感じていることですが、どうして多くの日本人はネイティブのような英語を話せないといけないというふうに感じているのか。やはりネイティブの英語に対する憧れというのがあるのかもしれません。振り返ってみれば私もそうだったかもしれないし、今は翻訳の勉強もしているのでネイティブ英語に近付こうという努力はしています。それでも、英語を外国語として学ぶ日本人がネイティブと同じレベルに到達するということはほぼ不可能なことなんだとも思います。

私もずいぶん長いこと英語を勉強してきて、ネイティブの英語に随分と近づいてきているかなと思うことはありますが、やはりネイティブと同じレベルという風には思いません。例えば冠詞の使い方など、正直これはネイティブ感覚をつかむというのは難しいんじゃないかなと思っています。20年も英語を勉強していてもそうなんですから、学習を始めてまだ日が浅い学習者が、最初にネイティブを目指して勉強するのは現実的じゃない。お手本としてネイティブの英語を勉強するのは良いと思いますが、あまりそこにとらわれすぎてしまうと英語の学習はかえって上手くいかないという気がします。

それに今や英語はネイティブのものだけではありません。実際私が教えてきた生徒さんにも、「仕事で英語が必要なんだけど話す相手はノンネイティブのイングリッシュスピーカー」という方がたくさんいらっしゃいました。そんな人たちに英語を教える時に、「ネイティブはこんな風に言うんですよ」なんて言ってもナンセンスですよね。だって英語を話す相手はネイティブじゃないんですから。ということで、どんな姿勢で英語学習に取り組むかというひとつのポイントとして、「最初からネイティブを目指さない」、「ネイティブみたいに話さないと、という思いを手放す」ということは、英語上達への一つの大事なポイントなんではないかなと思います。

大切なのは自分が何のために英語を学ぶのか。コミュニケーションをとりたい相手がいるのなら、その人に自分の思いを伝えるために英語を学ぶ。完璧な英語でなくても、ちょっと位日本語なまりの英語でも、気持ちが伝わることがまず大事。逆にネイティブが使うからと言って馴染みのないスラング表現を使ったら、場合によっては相手の気分を害してしまうかも。こだわりたいのはネイティブみたいな英語ではなく、相手と気持ちよくやり取りが出来る英語。私はそこにこだわって英語を学習していきたいと思っています。

いい意味でのアグレッシブさが大事

日本で英語を勉強しても海外で英語を勉強しても、どちらでも言えることだと思いますが、上達したいと思ったらとにかくあらゆる機会を利用することです。受け身の学習ではダメ。私は学生時代も、仕事で英語を使うようになってからも、その時その時で自分に与えられた環境の中で英語を使う機会、学ぶ機会を使って自分の英語力を上げる努力をしてきました。受け身の学習では英語力は上がりません。それは日本にいても海外に行っても同じ。
例えば海外に留学したとしても、もし自分の部屋に閉じこもって地元の人たちと交流することをしなければ、英語を話せるようにはなりません。もしくは日本人の友達とばかり一緒にいてせっかく海外に行ったのにその環境を生かすことができなければ、やっぱり英語はできるようにはならないのです。逆に、日本で勉強したとしても、その環境の中で英語を使う場面に出会ったらそれをどんどん利用することです。意識して英語環境を作っていくことが出来れば、海外留学が出来なくても、日本で英語力を上げていくことが出来るのです。

私は学生時代も仕事をするようになってからも、その時その時の環境の中で、できるだけの努力をしてきたつもりです。短大生の頃、大学に編入学してから、英会話スクールでスタッフとして働いていた時、そして英会話講師になってから、大変なことも一杯ありましたが、その時その時でいつも何か学ぶことがあり、自分の英語力を上げるチャンスがありました。もちろん上手くいかずに落ち込んだことも多々あります。でもそこで諦めずに自分にできる努力をして壁を乗り越えてきたから、今の自分の英語力があるわけです。

「やっぱり海外留学しないと英語は話せるようにならないよね。」そんなふうに思って諦めてしまったら英語が話せるようにはなりません。でも逆に、「日本でもできることがあるんじゃないか」そう思って前向きに取り組んでみたら、英語を使うチャンスが巡ってきたりします。そしてそのチャンスをしっかりつかむこと。でも、せっかく巡ってきたチャンスを見逃してしまう人もいます。今私は大学で学生たちに英語を教えていますが、もったいないなーと思う学生がたくさんいます。一方で、機会をしっかり利用してどんどん吸収していく学生もいます。学ぶ意欲を持ってる学生には私もどんどん教えてあげようと思います。逆にせっかく色々と伝えていることをどんどん取りこぼしていく学生もいます。上達するかどうかの分かれ目は、そんな意識の違いじゃないかと思います。

日本で英語を習得するコツは、とにかく自分から積極的に英語を学ぶこと、英語を使う機会を見つけていくこと、そして与えられた環境を最大限に生かしていくこと。そういう積極的で前向きな姿勢、ある意味でのアグレッシブさというのが不可欠じゃないかなと私は思います。

ビジネス英会話vs日常英会話

仕事で英語を使う、もしくはこれから転職して英語を使う仕事に就きたい。そういう理由で英語を勉強する人も多いと思います。書店に行けばビジネス英語の教材がたくさん見つかるし、英会話スクールでもビジネス英会話のクラスがあったりします。ビジネス英語も日常英語もどちらも同じ英語なんですが、「仕事で英語を」と思っている人にとっては、「ビジネス英語」という響きに引かれるようです。通常の英会話と一体何が違うのかというと、シチュエーションがオフィスであるというだけのこと。文法はどちらも同じ。使う単語は違ってきますが、これは業種や部署によっても違ってくるので、仕事の英語といってもかなり多様になると思います。後は、日常会話よりも丁寧な表現が多いのと、電話の取り次ぎなど定型表現が多いとも言えるでしょうか。ビジネス英語だからと言って特別なものと考えずに、まずは基本的な英語力を伸ばすのが大切と思います。実のところ、「仕事の話しは出来るけど、スモールトークが苦手」と言うビジネスパーソンも多いです。仕事で使う英語って内容が限られてくるので、一度慣れてしまえば何とかなってしまったりします。一方で日常会話は内容が多岐にわたるので、かえって難しいことも。私はというと、英会話スクール勤務時代に色んなクラスを担当したので、私自身も色んな英語を吸収させてもらいました。日常英会話からトラベル英会語、ビジネス英会語、TOEICや英検の資格対策。基本的にテキストに沿って進むので、何でもありで教えます。そうやって色んなクラスを教えて思ったのは、何にしろ大切なのは「ベースとなる英文法や単語力」。基礎が出来ていれば応用がききます。今私は学校に通って翻訳の勉強をしていますが、パンフレットから技術文書、ビジネスレター、雑誌記事まで色んなジャンルを翻訳します。そんな中でやっぱり大事なのも基本となる英語の知識です。分野特有の表現もありますが、まずはしっかりした英語力がベースにあってこそ、色んな分野の英語を読んだり書いたりが出来るのだと思います。ということで、私の結論。どんなジャンルの英語であろうと、英語は英語。まずは基礎となる英文法や語彙力を磨いておけば、ある程度色んな場面に対応出来る。逆に基礎をちゃんとせずにいれば、限られた内容でしか英語を使えないことになります。講師としていつも文法の大切さを生徒達に訴えていますが、これは私自身が身をもって感じていること。まずは土台をしっかり作る。そうすれば簡単には揺らがない英語力が出来上がるのです。

効果のあった単語学習法

語彙力アップは私にとって永遠のテーマです。一番苦手と言ってもいい。英検1級も取りましたが、語彙問題は全く歯が立たない。そろそろホントに何とかしたいと、去年位から語彙学習に取り組み始めています。スマホの単語学習アプリで勉強してみたり、ボキャビルの本を買ってみたり。色々と試してみて、改めて効果的な語彙学習の方法について色々と気付くことがあります。以前から感じていたことでもありますが、単語はやっぱり文章の中で覚える方がいい。単語だけで意味を暗記するような方法はテスト対策としては手っ取り早くて良いのかもしれませんが、短期記憶で終わってしまいがちだし、単語の用法もちゃんと理解できないことが多く、長い目で見るとプラスにならないように思います。学生の頃から私は暗記が苦手で、単語本を使った学習は苦手でした。じゃあどうやって単語を覚えたかというと、基本的に長文の中で覚える。そうするとストーリーと共に覚えるので記憶に定着しやすいのです。単語だけ取り出して覚えるよりも長文の中で覚える方が、実際にどういう風にその単語が使われるかがわかるので理解も深くなる。手間がかかるようで実は効率的で効果的な学習法なんじゃないかと思います。長文で覚える以外で学生時代の私がしていたのは洋楽の歌詞で覚えること。これはもはや私にとっては勉強ではなかったんですが(笑)、好きな曲の歌詞を覚えて歌って結果、単語も覚えるということが多々ありました。これはメロディーと共に覚えるので非常に覚えやすい。ただ気を付けないといけないのは、意味がわからなくても覚えてしまえるということ。それでは語彙数増えないので、歌詞の意味をちゃんとチェックすることが必要。どちらの場合もストーリーと共に覚えるので、こうやって覚えた単語は記憶にしっかり留まり時間がたっても忘れません。面倒くさいようにも思えますが、これが一番の単語勉強法かと思います。丸暗記式で覚えた単語はどうも無味乾燥した感じがしてしまうんですが、こうやってストーリーの中で覚えた単語には生命が吹き込まれているように感じます。その方が単語が「自分のもの」になる。ということで、やはり語彙力アップ、長文の中で覚える方向で地味にコツコツやっていこうと思います。アプリ学習も隙間時間を利用して続けていこうと思いますが、メインの学習は長文の中で、ちゃんと単語に生命を吹き込んで「使える語彙」を増やしていく。急がば回れで本物の語彙力を身につけていきたいです。

音読はしつこい位に繰り返す

多読・多聴は少しやさしめの物でする。この「やさしめの物をたくさん」インプットすることは、アウトプット力のアップに効果があります。大抵の場合、聞いて理解できる、読んで理解できるものと、自分が実際に使えるものとの間には大きな差があります。特に日本人はそう。わかるんだけど、スピーキングでは出てこないということが多い。語彙や文法の知識はたくさんあっても、使える程には理解できてなかったり定着してなかったりします。スピーキング力を上げるには、自分のスピーキングのレベルに近い素材でたっぷりインプットし、音読やシャドーイングなどのトレーニングで口慣らしする。できれば暗誦する位がいい。その上で、会話を実践練習する機会を少しでも持てたらベスト。そういうやさしめの物を使っての学習に物足りなさを感じる人もいるでしょうが、そこは「会話のための練習」と割り切ってやれば違う気持ちで取り組めるかもしれません。実際、私のスピーキング力が上がったのは、講師時代にレッスンで繰り返し初級・中級レベルの英語に触れ、使うことをしてきたのも大きかったと思っています。レッスンを教えるために繰り返し同じものを聞き、音読し、さらにレッスン内でも練習します。同じクラスを何度も教えるので、文章は自然に暗記してしまいます。数年たっていまだに覚えている位です(笑)そうして覚えた単語は、会話の際にもスルッと出てきます。自分にとっての「使える語彙・表現・文法」になっているんです。「少しやさしめの内容で、しつこい位に繰り返し練習する」というのが、上達の秘訣ではないかと思います。

多読・多聴はいい加減に

英語力を上げていくためには、精読や精聴といった細かい作業も必要ですが、その一方で、多読や多聴といったざっくり学習も必要です。細かいことはあまり気にせずに、大まかな内容がわかればオッケーとして、たくさん英語に触れていく。知らない単語があっても気にしない。前後の流れから意味を推測して、とにかく次に進んでいきます。いつも真面目にきちっとやっている人は、こういう「適当」で「いい加減」な聞き方読み方が苦手ということもあります。きちっと理解できないと次に進めない、という人もいますね。でも、良く考えてみれば、日本語の「適当」も「いい加減」も、決して悪い意味ばかりではないのですよね。いい加減はほど良い加減でもあるわけです。語学の習得を目指す際は、完璧主義は邪魔になることも多いので、「自分は結構、完璧主義かも」と思う人は、適当に手を抜くように意識すると良い。そういう私も実はその傾向があるので、きちっとやる時、適当にやる時を意識して使い分けるようにしています。多読、多聴の時はいい加減に読み飛ばし聞き飛ばし、精読や精聴ではきっちりと。両方やることでバランス良くスキルが上がります。そうやってたくさん英語に触れていくことで英語感覚が培われていき、英語を英語のまま理解することが出来るようになってきます。そうすれば、情報処理のスピードも上がります。いちいち頭で日本語に変換しなくても良くなりますから。多読・多聴はちょっとやさしめの物を使って、いい加減にやるのが良い。分からないところがあっても気にせずに。このインプットが英語の感覚を養ってくれ、さらにはスピーキングのアウトプットにも効果ありなのです。

リスニング力アップにはリーディングを

リスニングが出来ない理由の1つに、情報処理のスピードがついて行かない事があると書きました。内容を理解するのに時間がかかって、話しのスピードについて行けず、どんどん置いてけぼりになって行ってしまうのです。この対策として出来ることって何でしょう?1つには、英語の語順に慣れるということがあると思います。日本語では、いつ、誰と、どこでといった細かい情報が先に来て、それから主語、目的語、最後に動詞が来ます。英語とは全く順序が違います!英語ではまず主語があって、それから動詞、そして目的語、さらに細かい情報が続きます。この違いに最初は戸惑うことが多いです。大事なのは、英語を英語の語順で理解していくこと。そのためには、リスニングではなく、まずはリーディングで練習するのが良い訓練になります。少しやさしめの英文で良いので、英文を頭から理解していく練習をします。誰が、どうした、何を、誰と、いつ、どこで、と前から意味を取っていきます。最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れたら読解のスピードも上がってきます。意外に思えるかもしれませんが、リーディングの練習をすることがリスニングのスキル向上にもつながるのです。リーディングの際にいつも2度読みしている人は、リスニングでも1度で理解できないと思います。原因は同じところにあります。英語の語順で理解できていない、日本語に置き換えて理解しているのです。そこを意識して変えていくことで、リーディングのスピードもリスニングのスピードも上がっていくと思います。英語の4技能って全部つながっているんです。根っこにある大事なことは同じです。英語の語順で理解するということは、スピーキングにもつながります。英語を話す時に語順がおかしくなる人は多いです。ここにちゃんと取り組めば、ベースが出来上がってくるので、総合的な英語の力がついていきます。

英語の基礎トレ方法

先日の記事で書いた基礎トレについてもう少し詳しく書いてみます。大まかな流れといくつかの注意事項の確認です。基本の流れなので、色々とアレンジすることも可能です。①スクリプトを見ずにリスニング。大意を取ります。どれだけ内容を理解できるかのチェックでもあります。1回でわからなければ、2、3回聞き返してもオッケー。この後にオプションとしてディクテーションをするのも良いです。精聴のトレーニングになります。②スクリプトを確認します。特に、聞き取れなかったパートをしっかりチェック。それから、スクリプトを見ながら再度音声を聞きます。特に、発音に意識を向けましょう。子音が脱落していたり、音が連結していたりという部分に特に注意。発音が聞き取れないのはこういったことが原因なので、カタカナ英語を手放して、実際にどう発音されているかにしっかり意識を向けたいところ。③発音を確認したらいよいよ音読です。出来れば音声をかけながら一緒に読み上げるオーバーラッピングがお勧め。②で確認した発音を再現出来るように頑張りたいところ。最初から上手には出来ないと思うので、何度も練習して徐々に言えるようにしていけばオッケー。④オーバーラッピングが出来たら次はシャドーイングに挑戦します。スクリプトは見ずに、音声だけを頼りに再現出来るようにトライします。オーバーラッピングが音声と同時に読むのに対して、シャドーイングはちょっと遅れて追いかけるように。聞こえた音を繰り返す感じです。完璧に出来る必要はないので、回を重ねるごとに良くなっていけば良いです。スクリプトを見ながら音読すると、文字に意識が向いてしまって音をちゃんと聞かなくなりがちなんですが、音声だけを頼りにシャドーイングをすると、意識が音にしっかり向きます。なので、トレーニングの中にシャドーイングを入れるのはとても重要と私は思っています。ある程度力のある人は、オーバーラッピングをせずにシャドーイングに挑戦するのもありだと思います。私は時々そうします。そうすると手順③と④が逆になる感じです。何度も練習する中で、上手く言えないパートや発音に自信がない部分など、もう一度手順②に戻って音声を確認したり、オーバーラッピング、シャドーイングを行ったり来たりします。とにかく何度も繰り返して練習することが大事。2,3回やっておしまいだと、あまり力がつかないと思います。⑤音声なしにテキストを見ながら、音読してみます。発音ちゃんと再現出来るでしょうか。出来れば臨場感たっぷりに、ナレーターになったつもりでチャレンジです!⑥最後に、練習した音源をスクリプトを見ずにリスニングしてみます。最初に聞いた時よりも内容が頭に入ってくるはず。これで一応トレーニングはフィニッシュ!さて、ここでちょっと追記です。音読する英文の意味チェックはいつするのか?これには2パターンのやり方があって、ひとつにはスクリプトを確認すると同時に意味もチェックするパターン。もうひとつは、何度か音読をして発音に慣れたところで意味の確認をするパターン。どちらもアリなので、自分にとってしっくりくる方法を取れば良いと思います。ただ、実際に音読をしてみると、最初は発音やスピードに気を取られて、内容にまで意識が向かないことが多いです。なので、音に慣らしてから意味を意識するようにする方がスムーズに行くと思います。最終的に、メッセージを伝えるように気持ちを込めて音読できれば、かなり完成度の高い練習になると思います。ぜひ実践してみて下さい!

英語トレーニングは筋トレと一緒

リスニング力アップには、精聴と多聴の両立のアプローチが必要。前回記事で書いたディクテーションは精聴にあたります。ディクテーションをした後、スクリプトと照らし合わせながら音声を聞き返してみたり、同じように音読してみたりすればさらに効果的。ちなみに私は長らくディクテーションをしていません。私がよく取るアプローチは、①まずは全体を通しで聞いて大まかな内容をチェック②スクリプトを確認③スクリプトを見ながら音声チェック④音読⑤シャドーイング、といった流れです。やり方は自分流にアレンジすればいいと思うので、これが絶対!というものではありません。上の手順にディクテーションを入れるなら、例えば①と②の間に入れればよりリスニング強化になります。①をなしにしてディクテーションを入れても良いです。そうすれば精聴に特化したトレーニングになります。意外なところで、音読の後に入れてみるというのもアリです。内容の定着度を確認することになります。意外に聞き取れない部分もあったりします。冠詞や前置詞なんかは間違えがち。ちょっとやり方を変えると、違うスキルが鍛えられます。何だか筋トレみたいな気がします(笑)やり方変えたら鍛えられる筋肉が変わる、みたいな。でも、ホントにそんな感じです。腹筋鍛えたいのか背筋鍛えたいのか、自分の苦手はどこなのか。同じところばっかり鍛えても駄目です。全体的にバランス良く鍛えた方がいいですね。腹筋だけ割れてるとか嫌じゃないですか。そんな人いないかもしれないけど(笑)とは言っても、色んな部位に働きかけるトレーニングというのはあります。例えば音読は、色んな効果があります。何にでも効くんじゃないでしょうか?ただこれも、意識するところを変えるとやっぱり効果もちょっと変わってきます。上で紹介した私のアプローチは、バランス良く色んな技能を上げられると思います。基本の「型」として取り入れて、さらに目的に応じてアレンジしていくのが良いですね。次回、もう少しこの基礎トレの方法について書いてみようと思います。

ディクテーションの効果とは?

リスニング練習としてディクテーションが良く知られていますが、これって必須の学習法でしょうか?これによってどんな効果が得られるんでしょうか?私自身の経験について話してみると、短大時代に毎週、授業の課題としてディクテーションをしていました。仕事を始めてからは、一時期アルクのヒアリングマラソンをしていた時があって、その時期にやはり時々ディクテーションをしていました。最近はさっぱりしていませんし、英語学習歴の中でディクテーションに割いた時間は決して多いとは言えないと思います。机に向かって腰を据えてしなきゃいけないので、隙間時間を利用しての学習には向かないです。なので、忙しいとつい億劫になり、やらなくなってしまいます。ただ、良い面もやっぱりあるので、ディクテーションしたことがないという人は、是非、経験してみるといいと思います。実際、大学の授業や企業研修では、私も取り入れていますから!リスニング力を鍛えるためには、多聴と精聴の両面からアプローチすることが大事ですが、ディクテーションは精聴にあたります。細かいところまで聞き取って一字一句書き出すことで、「自分がどこを聞き取れてないのか」という苦手ポイントが見えてきます。書き出すことで、自分の耳が拾えない音がわかるわけです。ちなみにディクテーションをする時は、音声を止めながら書き出してオッケーです。何度も聞き返して良いのですが、何度聞いても聞き取れない音というのがあると思うので、3、4回位聞いて聞き取れないなら諦めた方がいいかと思います。ある程度仕上がったら、スクリプトを見て答え合わせです。聞き取れなかった、もしくは間違えたのはどこでしょうか?何が原因でしょうか?単語を知らなかったから?それとも、知っている表現なのに聞き取れなかったのでしょうか?知っている表現を聞き取れなかったなら、それは発音のせいということです。単語の発音や、音の連結・脱落などを確認した上で何度か聞き返してみる。その上で、同じように音読してみると良い。もしこの時点で、かなりの割合でディクテーションが出来ている、なのにリスニングで内容理解が出来ないとしたら、自分のリスニングの弱点は第三の要因、つまり「情報処理のスピード」であるということです。ディクテーションの一番の良さというのは、こんな風に「自分の弱点を発見できる」ところにあるんじゃないかと思います。ディクテーションすることでリスニング力が上がるというよりも、それによって自分の苦手が見えて、取り組み方が見えてくるんじゃないかと思います。つまり、ディクテーションばっかりしていてもリスニング力は上がらないということです。自分の弱点に合わせて他の学習法を取り入れていくことが必要。そうすることでリスニング力を上げていけるのだと思います。